【Max】簡易的なポリフォニック・シンセサイザーを作る

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シンセサイザーで複数の音を鳴らすには、その数分のオシレーターを用意する必要があります。しかしMaxで素直にそれを作るにはオブジェクトが多くなりすぎて管理が大変になります。[poly~]オブジェクトを使用すればオシレーター部分を1つ用意して、いくつにも複製することが可能です。

オシレーター・パッチを作る

ノートナンバーでオシレーターをコントロール

ノートナンバーを受けたら[mtof]を使用して周波数に変換します。周波数の数値は[cycle~]に送ります。

エンベロープを描く

[function]オブジェクトに図のようなエンベロープを描きます。

ノートナンバーと[mtof]に間に[t i b]を挟み、ノートナンバーを受けたらエンベロープを描くようにします。[cycle~]の音量は[*~]でエンベロープの値と乗算されて、カーブが描かれます。

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【Max】モノフォニック・シンセサイザーを作る

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今回は簡易的なモノフォニック(単音)・シンセサイザーを作ってみましょう。

OSCを用意する

波形

今回はこの5つの波形を使います。それぞれの波形の種類は以下の通りになります。

cycle~サイン波/正弦波
saw~ノコギリ波
rect~矩形波
tri~三角波
noise~ホワイトノイズ
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【Max 8】lineをMax 7以前の仕様で使う

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Max 8から[line]の仕様が変更になりました。Max 7以前のパッチをMax 8で動作させたい場合や、以前の仕様に慣れていて仕様を戻したい方はこの記事を参考にしてください。

なお[line]の基本的な使い方はこちらの記事を参考にしてください:
【Max 8】lineを使って数値を推移させる

以前の仕様に戻したい場合は「compatmode 1」のメッセージを送ります。以下、Max 8からの変更点を紹介します。

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【Max 8】lineを使って数値を推移させる

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メッセージやナンバーボックスをしようして急にパラメーターを変更すると、不自然な音響が生まれます。意図的に使用する場合は良いですが、自然な変化を求める場合には[line]オブジェクトを使用すると良いでしょう。

デジタルデータは1つ1つの数値がバラバラに送られます。2つの数値の間に坂道を作ることで滑らかにデータを送ることができます。この坂道を「ランプ(ramp)」と呼びます。

ですが、デジタルなのでその隙間を細かいデータで埋めているのが実際です。ある程度細かく埋めれば滑らかに知覚できるので問題はありません。

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