【Max 8】lineをMax 7以前の仕様で使う

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Max 8から[line]の仕様が変更になりました。Max 7以前のパッチをMax 8で動作させたい場合や、以前の仕様に慣れていて仕様を戻したい方はこの記事を参考にしてください。

なお[line]の基本的な使い方はこちらの記事を参考にしてください:
【Max 8】lineを使って数値を推移させる

以前の仕様に戻したい場合は「compatmode 1」のメッセージを送ります。以下、Max 8からの変更点を紹介します。

Max 8からの変更点

1以下の推移が自動的に浮動小数点出力になる

推移先までが1以下の場合、自動的に浮動小数点で出力するようになりました。

グレインタイムに収まらない推移は別計算

Max 7までは、アーギュメントで設定したグレインタイム(出力間隔)に収まらないメッセージが来た場合、ランプタイムを自動的に変更していました。

Max 7以前の仕様の場合

この設定の場合500 msごとに出力しますが、入力は0~2000までの数値を2100 msで推移する設定になっています。右のprintを見ると500で割り切れる2000 msで計算を終了しています。

Max 8の仕様

Max 8からは2100 msまで計算するようになりました。

最初の出力時間が正確

Max 7までの仕様
Max 8からの仕様

2つを見比べると「0.0 ms」と「500.0 ms」に違いがあります。この数値は以前[print]に送られてきたメッセージからどのくらいの時間を空けてきたか、という意味です。そのため赤枠の上は大きな数値になっています(筆者がノロノロとクリックしたため)。

赤枠の上はどちらも右の数値が「0」になっています。その次に来たメッセージが赤枠です。Max 7以前は間髪入れずに次の数値が来ました。Max 8ではグレインタイムを待ってから次の数値が出力されています。

まとめ

このようにMax 8からは[line]オブジェクトの仕様が変更になりました。殆どの場合は結果が大きく変わるような仕様ではありませんが、過去に作ったパッチを正確に動作させたい場合は「compatmode 1」を使うと良さそうです。

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