【Max】簡易的なポリフォニック・シンセサイザーを作る

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シンセサイザーで複数の音を鳴らすには、その数分のオシレーターを用意する必要があります。しかしMaxで素直にそれを作るにはオブジェクトが多くなりすぎて管理が大変になります。[poly~]オブジェクトを使用すればオシレーター部分を1つ用意して、いくつにも複製することが可能です。

オシレーター・パッチを作る

ノートナンバーでオシレーターをコントロール

ノートナンバーを受けたら[mtof]を使用して周波数に変換します。周波数の数値は[cycle~]に送ります。

エンベロープを描く

[function]オブジェクトに図のようなエンベロープを描きます。

ノートナンバーと[mtof]に間に[t i b]を挟み、ノートナンバーを受けたらエンベロープを描くようにします。[cycle~]の音量は[*~]でエンベロープの値と乗算されて、カーブが描かれます。

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【Max】モノフォニック・シンセサイザーを作る

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今回は簡易的なモノフォニック(単音)・シンセサイザーを作ってみましょう。

OSCを用意する

波形

今回はこの5つの波形を使います。それぞれの波形の種類は以下の通りになります。

cycle~サイン波/正弦波
saw~ノコギリ波
rect~矩形波
tri~三角波
noise~ホワイトノイズ
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Maxで用意されている波形の種類

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Maxにある沢山の波形(オシレーター)オブジェクトを紹介します。

正弦波/サイン波

cycle~

正弦波を出力します。

cos~

[phasor~]と組み合わせることで正弦波を出力します。

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【Max】フランジャー、フェイザー、コーラスを作る

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今回はフランジャー、フェイザー、コーラスを作ってみましょう。これら3つのエフェクトはディレイの応用で、位相を周期的にずらすことで効果を作っています。基本的な構造は共通していて、細かいことを省けばパラメータ量の違いしかありません。

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【Max】サイン波のカーブでパンニングする

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直線でパンニングするよりも、サイン波ではベル型の線になります。例えば左から右に動かす時、左チャンネルのボリュームは直線よりもしばらく音量を保ちます。そのため中央付近の定位で音がスカスカにならない印象があります。

パンニングとは

モノラル音源を水平方向に仮想的に動かすことです。ステレオスピーカーの音量をコントロールすることで、音が動いているような錯覚を作ります。もちろんステレオ音源でも、ものによっては上記の表現が可能です。

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【Max 8】FMで周波数を変調する

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FMとは

FMラジオ、AMラジオというのを聞いたことがあるかもしれませんが、無線の信号伝達に使われる方法として Frequency Modulation(FM/周波数変調), Amplitude Modulation(AM/振幅変調)があります。

音声信号をそのまま電波に乗せると、様々な信号が混線し受信したい信号に他の信号が混ざってしまいます。そこで周波数に変調をかけ、受信側で同じ周波数のものだけを受信するという方法が取られるようになりました。それがFMです。

このように信号伝達のために作られた方法なのですが、伝統的なシンセに取り入れられています。今回はMaxでFMを作ってみましょう。

なおAM(とRM)の作り方はこちらの記事を参考にしてください:
【Max 8】AM, RMで振幅を変調する

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【Max 8】AM, RMで振幅を変調する

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古くからシンセサイザーで使用されているAmplitude Modulation(AM/振幅変調)、Ring Modulation(RM/リング変調、リング・モジュレーション)をMaxで作ってみましょう。

AM, RMとは

AMラジオ、FMラジオというのを聞いたことがあると思いますが、AMやRMも実は無線による信号伝達に使用される方法です。音声をそのまま電波に乗せると、ノイズが多く聞き取れなかったり複数の音声が混ざってしまうので、AMやRMをかけることで必要な音声だけを取り出すことができます。

このような無線技術の仕組みがシンセサイザーに組み込まれ、音響合成として使用されるようになりました。AM, RMは共に、やや金属的な印象の音になります。

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