[zmap]と[scale]は、ある範囲の入力値をある範囲にマッピングして出力するオブジェクトで似たような働きをします。しかし一部できること、できないことが異なり、使う場面が異なります。
目次
zmapの使い方
zmapの使い方をご説明します。
使い方
[zmap 入力最小値 入力最大値 出力最小値 出力最大値]でパラメータを設定します。図では0~100の入力を0~1000に変換し出力します。
パラメータ設定
パラメータとインレットの位置は図のようになります。
なおint/float相互の変換も可能です。
範囲を超えた場合
[scale]との大きな違いは、入力の範囲を越えても出力は最小・最大値の先へ越えないことです。
これは数値のマッピングをしつつも最小・最大値を固定したい場合に使用すると便利です。
リスト処理
リストメッセージを送ると、それぞれの数値を変換します。
複数の数値を変換する場合便利ですが、マッピングが異なる場合はそれぞれ用意する必要があります。
scaleの使い方
今度次は[scale]の使い方です。 [zmap]と同様に、入力値がマッピングされた数値に変換されます。
パラメータ設定
アーギュメントやインレットのパラメータ設定も[zmap]とほぼ同じです。[scale]は第6インレット(アーギュメント)に指数関数を設定します。説明は後述します。
[zmap]と同様int/floatの相互変換が可能です。
範囲を超えた場合
[scale]は設定した入力値の範囲を越えても、その先のマッピングの数値を出力します。
指数関数を使用する
アーギュメントの最後か、第6インレットに数値を設定すると、指数関数が使用できます。
リストで処理する
[zmap]と同様リスト処理が可能です。