【Max】triggerで処理の順序を整える

記事をシェアする:

[trigger][t]は各種のメッセージを受けると、指定したメッセージに変換して出力します。

使い方

[trigger]にアーギュメントを設定すると指定したメッセージタイプで出力されます。アーギュメントの順が出力先の順になります。

使えるメッセージタイプ

bang / bbang
int / i整数
float / f浮動小数点
symbol / s文字列
list / lリスト

メッセージを指定する

上記のメッセージ・タイプ以外はそのまま出力します。

省略しても使用可能

[trigger]は[t]としても使用可能です。

実際の使い方

[trigger]は処理の順序を調整する場合に使います。

[+]は第1インレットに入力があった場合は数値を出力しますが、第2インレットに入力が合った場合は何も出力しません。ですが第2インレットに入れる数値を変えたら、足し算の結果を出して欲しい場合があると思います。

その場合は上図のように[trigger]を追加します。第1インに数値を入れて、第2インに数値を入れた場合の処理の順序は以下のようになります。

  1. 左のナンバーボックスを操作する。
  2. [+]の第1インに何らかの数値が入る。
  3. 右のナンバーボックスを操作する。
  4. [trigger]の「i」が出力される。
  5. [+]の第2インに足す数値が設定される。
  6. [trigger]の「b」が出力される。
  7. [+]にbangが送られると、以前第1インに入った数値が入力された状態と同じになる。
  8. [+]の計算結果が出力される。
記事をシェアする: