ある処理を開始してから終了するまでの時間を調べたい時は[timer]か[clocker]を使用するのが便利です。
目次
timer
[tiemer]オブジェクトは、最初に受けたbangから次に受けたbangまでの時間経過を出力するオブジェクトです。
使い方
[timer]は第1インレットにbangを送るとタイマー開始、第2インレットにbangを送るとタイマー終了します。タイマー終了すると時間(ミリ秒)が出力されます。
1つのbangを第1,2インレットに繋ぐことで、bang間の時間を出力します。
時間形式を指定する
「format 時間形式」のメッセージを送ることで、第2アウトレットからその形式で出力されます。
対応するフォーマットは以下の通りです。
ms | ミリ秒 |
samples | サンプル単位 |
hz | 周波数 |
ticks | ティック |
hh:mm:ss | 時分秒 |
bars.beats.units / bbu | 小節、拍、単位 |
notevalues | 音価 |
アーギュメントに「@format 時間形式」で指定することも可能です。
clocker
[clocker]は指定した時間(ミリ秒)の間隔で、経過した時間を出力します。
クオンタイズなど、時間の区切りが明確な場合はこちらの方が使いやすくなります。
使い方
bangメッセージを送ると、設定した時間間隔で、経過した時間が出力されていきます。
「stop」でタイマーを止めます。止めると数値はリセットされます。
「reset」で数値をリセットします。
toggleのオン・オフでもタイマーを制御できます。
時間間隔の設定
第2アーギュメントでは時間間隔の設定ができます。整数、浮動小数点、音価で設定が可能です。
音価で出力したい場合はグローバル・トランスポートをオンにしてください。