ライブなどでMaxで処理した音声をスピーカーから出し、さらにそれの音をMaxで処理したい場合があると思います。そんな時には[adoutput~]が便利です。
目次
使い方
[adoutput~]は[dac~]や[ezdac~]で出力した音声を、そのままパッチに送ることができます。
図の通り同じ音源から、Lチャンネルはそのままの音量、Rチャンネルは[*~ 0.2]で減衰させています。[adoutput~]からは第1アウトプットからLチャンネルの音声、第2アウトプットからRチャンネルの音声が出力されています。
チャンネルの指定
[adoutput~]はチャンネルを指定して取り出すことができます。アーギュメントで指定する場合と、メッセージで指定する場合を紹介します。
アーギュメントで指定
[adoutput~ 1 2 3 4]のように取り出したいチャンネルをアーギュメントに指定することで、特定のチャンネルを取り出すことができます。
メッセージで指定
メッセージを送る際は「set 指定するアウトレット 指定するチャンネル」のメッセージを送ります。注意しなければならないのは、アウトレットとチャンネルは開始番号が異なります。
[adoutput~]の第1アウトレットを指定したい場合は「0」、第2アウトレットを指定したい場合は「1」を指定します。
指定するチャンネルは「1」から始まります。ステレオアウトを1、2チャンネルの場合はLが1、Rが2になります。